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売り場で、5,000円ほどの加湿器と2万円を超える加湿器が並んでいると、安いほうで足りるのか迷いますよね。
安い加湿器で足りるかどうかは、一つではありません。
寝室を夜だけ潤したい人と、昼も夜もつけておきたい人では、合う方式が変わります。
本体の値段だけで比べる人と、ひと冬の電気代まで含めて比べる人でも、安い加湿器の答えが変わります。
まず、部屋の広さと、つける時間と、手入れにかけられる手間を確かめてください。
安い加湿器を選ぶ前に、確かめたい3つ
- 部屋の広さ:木造の畳数が部屋に合っていれば、1万円以下の安い加湿器でも部屋は潤います
- つける時間:長くつけるなら、本体が安くても水を沸かす方式は、ひと冬の電気代が本体より高くなります
- 手入れの手間:毎日タンクの水を替えられるなら、霧を出す方式の安い加湿器でも使えます
同じ木造5畳向けで比べると、6,000円ほどの加湿器も2万円台の加湿器も、1時間に出す水の量は300mL前後で変わりませんでした。
違うのは、電気代と、静かさと、手入れのしかたです。
この3つに合わせて、1万円以下の安い加湿器を3台選びました(失敗したくない人/予算を抑えたい人/効果を優先する人)。
1万円以下の安い加湿器なら、この3台
とにかく失敗したくない人は、ニトリのスチーム式加湿器
水を沸騰させて湯気で潤すスチーム式なので、タンクの水をそのまま霧にしません。
フィルターがなく、ふたを開けずに上から水を足せます。
出せる水の量は1時間に約300mLで、木造5畳・鉄筋8畳まで使えます。
気をつけたいのは電気代で、強い運転で1日8時間つけると、月に約2,160円かかります。
楽天のニトリのページでは、いまの値段と、いつ届くかを確かめてください。
※価格・在庫・仕様は各販売ページでご確認ください
夜に寝室で使う分なら、手入れに追われずに、ひと冬を安い加湿器で乗り切れます。
予算を抑えたい人は、ニトリの湿度設定つき超音波式加湿器
本体の値段と、ひと冬の電気代を合わせると、この記事でいちばん安く済む加湿器です。
消費電力は24Wで、1日8時間つけても月の電気代は約180円です。
湿度を40・50・60%から選べるので、加湿しすぎを防げます。
タンクは3.3Lで、外して台所まで運んで水を入れられます。
楽天のニトリのページでは、本体の高さを確かめておくと、置き場所に迷いません。
※価格・在庫・仕様は各販売ページでご確認ください
違うのは手入れで、超音波式はタンクの水をそのまま霧にするので、水を毎日入れ替えてタンクを洗ってください。
毎日の水替えができる人なら、本体も電気代も安い加湿器で、冬じゅう部屋を潤せます。
いちばん効果を優先する人は、アイリスオーヤマのハイブリッド式加湿器
1時間に約550mLを出せて、この記事の1万円以下の3台の中では、いちばん広い部屋まで使えます。
木造9畳・プレハブ15畳までが目安で、6Lのタンクで強い運転でも約11時間もちます。
湿度は40〜70%の間で設定でき、上から水を足すこともタンクを外して運ぶこともできます。
電気代は、温めながら霧を出すので、いちばん強い運転を続けると月に約1,930円かかります。
楽天やAmazonのページでは、本体の大きさと、いつ届くかを確かめてください。
※価格・在庫・仕様は各販売ページでご確認ください
家族が集まるリビングに置けば、2万円台の加湿器を買わなくても、広い部屋の乾きを1台で受け止められます。
安い加湿器と高い加湿器を並べると
同じ木造5畳向けの加湿器を、6,000円ほどのものから2万円台のものまで4台並べました。
| ニトリの超音波式 | ニトリのスチーム式 | ダイニチのハイブリッド式 | シャープの気化式 | |
|---|---|---|---|---|
| 本体の値段の目安 | 約6千円 | 約7千円 | 約2万1千円 | 約2万4千円 |
| 1時間に出す水の量(最大) | 約300mL | 約300mL | 約300mL | 約290mL |
| 部屋の目安 | 木造5畳・鉄筋8畳 | 木造5畳・鉄筋8畳 | 木造5畳・鉄筋8畳 | 木造5畳・鉄筋8畳 |
| 電気代(1日8時間×30日) | 約180円 | 約2,160円 | 標準 約1,200円/eco 約82円 | 約67円 |
| いちばん静かな運転 | 販売ページに記載なし | 販売ページに記載なし | 13dB | 約22dB |
| タンクの水 | そのまま霧にする | 沸騰させる | 温風で気化させる | 風で気化させる |
※画面が狭いときは表を横にスクロールできます
1時間に出す水の量は、4台とも300mL前後でそろっています。
高い加湿器が多く払っているのは、水の量ではなく、電気代の小ささと静かさのほうです。
高い加湿器は、何にお金を払っているのか
電気代の小ささ
シャープの気化式は、風で水を気化させるので、消費電力は9.0Wです。
ダイニチのハイブリッド式もeco運転なら11Wで、ヒーターを使わずに加湿します。
水を沸かすスチーム式は、同じ300mLを出すのに、気化式の30倍以上の電力を使います。
静かさ
2万円台の加湿器は、いちばん静かな運転の音を数字で出しています。
ダイニチのハイブリッド式は、おやすみ快適の運転で13dBです。
1万円以下の安い加湿器は、ここで比べた3台とも販売ページに運転音の数字がありません。
手入れのしかた
ダイニチのハイブリッド式は、タンクやトレイに抗菌の加工をしています。
安い超音波式はタンクの水をそのまま霧にするので、水の入れ替えとタンクの掃除を自分でこまめにする前提です。
安い加湿器は、ひと冬の電気代で差が縮まる
本体の値段に、11月から3月までの150日、1日8時間つけた電気代を足しました。
| 木造5畳向けの加湿器 | 本体の値段の目安 | ひと冬の電気代 | 合わせると |
|---|---|---|---|
| ニトリの超音波式 | 約6千円 | 約890円 | 約6,900円 |
| ニトリのスチーム式 | 約7千円 | 約1万800円 | 約1万7,800円 |
| ダイニチのハイブリッド式(eco) | 約2万1千円 | 約410円 | 約2万1,500円 |
| シャープの気化式 | 約2万4千円 | 約340円 | 約2万4,300円 |
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本体ではニトリのスチーム式とダイニチのハイブリッド式に約1万4千円の差がありますが、ひと冬使うと差は約3,700円まで縮まります。
2冬目からは、電気代の小さい加湿器のほうが安くなっていきます。
いちばん安く済むのは、本体も電気代も小さいニトリの超音波式です。
100均やUSBの安い加湿器は、部屋の加湿器の代わりになる?
ダイソーのUSB式加湿器が1時間に出す水の量は、20〜40mLです。
木造5畳向けの加湿器が出す約300mLの、8分の1から15分の1ほどです。
部屋全体を潤す加湿器の代わりにはならず、机の上で顔のまわりを少し潤すものと考えてください。
安い加湿器で避けたいこと
大きいほうの畳数で選ぶ
加湿器の箱にある大きいほうの数字は、鉄筋やプレハブの部屋での広さです。
木造の部屋なら、小さいほうの木造の畳数で選んでください。
タンクの水を継ぎ足して使い続ける
タンクの水は、残っていても毎日捨てて、新しい水道水に入れ替えます。
霧を出す方式の安い加湿器ほど、水の入れ替えが大事です。
湿度を上げすぎる
湿度を設定できない加湿器は、つけっぱなしにすると湿度が上がりすぎることがあります。
湿度計を近くに置いて、60%前後を超えないように見てください。
安い加湿器のよくある質問
安い加湿器でも、部屋はちゃんと潤いますか?
木造の畳数が部屋に合っていれば潤います。
同じ木造5畳向けなら、6,000円ほどの加湿器も2万円台の加湿器も、1時間に出す水の量は300mL前後です。
安い加湿器はカビやすいですか?
カビやすさは値段より方式で変わります。
超音波式は水を毎日入れ替えてタンクを洗う必要があり、スチーム式は水を沸騰させてから湯気を出します。
電気代がいちばん安い加湿器は?
この記事の4台では、シャープの気化式で、1日8時間つけて月に約67円です。
安い加湿器の中では、ニトリの超音波式が月に約180円です。
寝室で使うなら、安い加湿器はうるさくないですか?
この記事で比べた1万円以下の3台は、運転音の数字が販売ページにありません。
音を数字で確かめて選びたいなら、13dBの運転があるダイニチのハイブリッド式が分かりやすい加湿器です。
100均の加湿器で代わりになりますか?
部屋の加湿器の代わりにはなりません。
出せる水の量が1時間に20〜40mLなので、机の上で顔のまわりを潤すくらいの量です。
加湿器のほかにできること
加湿器を選ぶ前に、湿度計で部屋の湿度を一度見ておくと、どのくらい潤せばいいかが分かります。
洗濯物を部屋に干すだけでも、その部屋の湿度は少し上がります。
それで足りない部屋に安い加湿器を足すと考えると、選ぶ大きさを間違えにくくなります。
安い加湿器が向かない人
| この記事が役に立つ人 | 別の答えが合う人 |
|---|---|
| 1万円以下で、部屋の広さに合う加湿器を選びたい人 | 寝室で音の小ささを数字で確かめて選びたい人(ダイニチのハイブリッド式など) |
| 本体と電気代を合わせて、安く済ませたい人 | タンクの水を毎日替える手間をかけたくない人(象印のスチーム式など) |
| 安い加湿器と高い加湿器の違いを知ってから決めたい人 | 20畳を超えるリビングを1台で潤したい人(大きめのハイブリッド式など) |
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今年の冬は、値段の差に迷わずに加湿器を選ぶ
手入れの手間を減らしたいならニトリのスチーム式です。
本体も電気代も安く済ませたいならニトリの超音波式です。
広い部屋をしっかり潤したいならアイリスオーヤマのハイブリッド式です。
値段の差が何の差か分かっていれば、売り場で2台を見比べても、安い加湿器で足りるかをすぐ決められます。
出典:ニトリ、アイリスオーヤマ、ダイニチ工業、シャープの各商品情報(加湿量・適用床面積・消費電力・運転音・タンク容量・湿度設定)/ダイソーネットストア「加湿器」売り場の各商品ページ(噴霧量)/公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会(電力料金の目安単価31円/kWh)。電気代は、メーカー公表の消費電力(スチーム式とハイブリッド式は強い運転・標準運転の最大値)で1日8時間使い続けたときの計算値で、ひと冬は150日で計算しています。値段は楽天市場の販売ページの目安で、変わります。


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